【緊急取調室】あらすじ全部【第8話】霧島れいか・三宅弘城・入江甚儀・橋本じゅん・天海祐希・田中哲司

第8話「私が作りました」2019年6月6日(木)放送分

あらすじ

ネット広告会社の代表取締役社長・宇佐美友香(霧島れいか)が、昼休み中に殺害された。現場は社長室、ビルの20階でセキュリティ完備、社員・社内にいた者は123名。

被疑者は特定されておらず、初動捜査に加わるようにと、磐城刑事部長(大倉孝二)との指示。
はじめは指示の目的を訝しがるが、「初動捜査で重要なのは聞き込み。これ聴取を得意とする、キントリの実力を示すチャンス」と気持ちを切り替えて臨場する。

宇佐美社長の頭には鈍器による殴打痕と、首に索状痕。社長のノートパソコンとIDカードが紛失していることから、それらが凶器と推察される。防犯カメラは社長室にはない。

真鍋(天海祐希)と小石川(小日向文世)は、通報者である社長秘書・新井(鉢嶺杏奈)に話しを聞く。

第一発見者の人事部・梅田信吾(三宅弘城)に呼ばれて、社長室で発見した。昼休中、宇佐美にはアポイントはなかったが、自分は同期とランチしていたので、誰かが来たか・来ていないかは不明。 「信広堂グループで初の女性社長で、業績も上がり、メディアに出ることもあったので、中にはねたんでいる人もいたかもしれない」とも話す。

玉垣(塚地武雅)はパソコンを持ち去った人物を探すためエレベーターの防犯カメラの映像を確認したいと言う。「パソコンがカバンに入れていても自分なら不審者を見分けられる」と頼もしい。

真鍋らは今度は、人事部・梅田をあたる。12時30分を待って社長室に行った、時間に几帳面だから間違いないと断言。宇佐美の死より、採用に影響すると気にする梅田。宇佐美の印象については「ワンマンだと言う人はいたが、社員教育を重視していて『適材適所が業績を上げる。合理化・効率化を図るには徹底した人員整理が必要だ』と言っていた」と話す。

梅田と入れ違いで「昨日社長に叱責された社員がいたのを思い出した」と入ってきた営業部・皆川(羽瀬川なぎ)の話しを聞くことに。
アイドルのユリナがイメージキャラクターのCM撮影に、宇佐美が来た。「表で出待ちファンが集まっている。情報管理は徹底しなさいといつも言ってるでしょ」と言われ、橋下拓海(入江甚儀)は「皆川。どういうことだ。 ……申し訳ありません。フォローしなかったボクの責任です!」と謝る。
が、橋下が後輩の皆川に責任をなすりつけたことを見抜き、宇佐美は橋下に「あなたの監督不行き届き、この担当から外れなさい」と言い捨て、去る。

その叱責にあった橋本、今日は「昼休みはずっと、アーカイブ室で資料を読んでいた」と。

アーカイブ室に出向く。
真壁や小石川も覚えていてバブル時代の象徴とも言われるキャッチコピーのポスターがあった。信広堂クリエイティブ局でコピーライターをしていたという木崎勝則(橋本じゅん)は、今はアーカイブ室の室長。
「昼休はずっとアーカイブ室にいた。営業部の橋下くんが資料を読みに来て、ずっと2人っきりだった」

緊急取調室に戻ってきたメンバー。玉垣がモニターに不審者を見つける。
事件直後の12時45分、会社の紙袋で顔を隠しながらエレベーターに乗り込む。明らかに挙動不審。10分後戻った時には手ぶら。不審者は、第一発見者の梅田だった。

駅のロッカーに隠していた理由を、梅田は「子会社の人事室に欠員が出て、自分が異動となるんじゃないか、気になっただけ。社長室に行った時はもう社長は死んでた。ボクじゃない」と主張。
凶器に使われたせいでパソコンは壊れていたし、パスワードがないと見れないだろう、と指摘されても、冷静さに欠けていたとかわす。
冷静さを失っていたと話す割に梅田は、パソコンの指紋を拭き取っていた。また昼ご飯も、備品室で1人で食べたと話す。ただ、同じ弁当がアーカイブ室に3人分捨ててあったのを、真壁と小石川は見ていた。

矛盾が多く怪しい。ただ、もうひとつの凶器であるIDカードがみつからず、梅田がホシというのもシックリこないキントリ。

パソコンを隠し、異動を恐れる、人事部・梅田。
華やかなコピーライターから、今やアーカイブ室に追いやられている、室長・木崎。
後輩の前で叱責され、担当を外されたばかりの、営業部・橋下

3人の共謀にするには年齢も違えば部署もバラバラ。
動機がありそうなのは橋下だが、殺害動機としては弱い。

宇佐美のパソコンが直ったが、判明したのは壊れた時刻だけ。12時24分だった。

梅田を取り調べる真壁。犯行時刻が 12時24分と思われること、パソコンには梅田の異動情報はなかったこと、梅田が食事をしたのはアーカイブ室ではないか、ということ。
真壁がこれだけの事実を突き付けても、動揺もせずのらりくらり。ヘラヘラとする梅田を一喝すると、 梅田は 人事らしく「こういうの圧迫面接って言うんです。面接官が威圧的な態度を取ったり、意地悪な質問をしたり。不当な取り調べに抗議し、黙秘します」と宣言する。

小石川が木崎行きつけのバーで待ち伏せる。「マスターが 今日は一人か聞いたが、いつもは誰と来るのか」「ゴルフも上手なんだろうなあ、営業部の橋下さんや人事の梅田さんもゴルフ仲間なんですか。お昼食べるぐらい親しいんでしょう」と探る。なにか勘違いされている、と木崎はごまかすが動揺が隠せない。

ただ「共謀するほどの強い結び付き」「社長を殺すほどの動機」といった決め手がつかめない。
そこへ、梅田が自ら出頭。「犯行時間の12時24分。会社の備品室で大学の友人に電話をかけていたことを思い出した」と言い出す。相手に確認し、裏付けもできた。

他の防犯カメラ映像で、宇佐美社長と橋下が一緒にいるのを見つける。宇佐美はタブレットを見せながら、怒っているようだ。情報漏洩の証拠とか見せてるのではないか。
同時に、SNSへキントリについての書き込みが見つかる。「警視庁の緊急事案対応取調班。通称キントリはまるでブラック企業。女の取調官は圧迫取調官だった!」コメント数も多く、相当拡散していることがわかる。

宇佐美のタブレットのネット履歴。そしてキントリのSNS書き込みの発信元。
そして、アイドル・ユリナのCM起用を暗に暴露するブログ。

これが3人の共通点だった。アーカイブ室でこういう話をして盛り上がってたのだろう。それが絆を生んだ。

取調室で「アーカイブ室長を任されたのはクリエイターとしての才能と実力を会社が認めてくれていたからです」となお、虚勢を張る木崎に対し、小石川は「でしょうね」と素直に認め、自身のことを語る。

私は駄目だ。ここから追い出されそうです。警視庁内の若手エースを後釜に据えるらしくて…。時代にあった捜査と捜査員、それを求められてね。そんな時ふと感じるんですよね。時代を作ってきた自分が、時代から取り残されたようで情けないような、むなしいような。

これで木崎は気を許す。ブログを書いていたことを認めた。

【キントリの見立て】
木崎は不満や怒りをブログにつづっていた。宇佐美は亡くなる直前このブログを見ていたことが、パソコンの履歴から判明している。宇佐美は木崎に懲戒解雇を迫った。翌日が定年だった木崎は、カッとなり宇佐美を殺した。
アーカイブ室仲間だった梅田と橋下が木崎をかばったのは、木崎の退職金が目当てだった。梅田が事件から2日経ってアリバイを主張しはじめたのは、木崎の定年までは捜査の目を自分に向けたかったのが理由。凶器のIDカードも見つかっていない。1ヶ月後、退職金が出た後、木崎の指紋のついているIDカードで、カネを出せと脅すつもりだったのであろう。

騙されていたのか、という失意が加わり、木崎は話しはじめる。

【真実はここ】
昼休み、宇佐美に呼び出された木崎。宇佐美は情報漏洩を指摘。「会社の信用を失う不法行為。しかもこれが初めてではない。懲戒解雇に相当する」木崎は「事実を書いてなにが悪い。明日で定年退職なのに、今日になって」と反論するが、「これが悪いことだとわからないのか。終身雇用の時代はとっくに終わっている。あなたは会社にも過去の栄光にもしがみついて、恥ずかしくないのか」と叱責され、カッとなった。

梅田が「明日定年だ。今、自首すれば会社はすぐに懲戒解雇にするが、明日を過ぎれば懲戒解雇はできず、定年退職で退職金を変換する必要がない」と言う。自首するつもりだったが、退職金を受け取るのは当然の権利だと思った。

被害者:宇佐美友香(霧島れいか)
容疑者:梅田信吾(三宅弘城)・橋下拓海(入江甚儀)
真犯人:木崎勝則(橋本じゅん)

3人がアーカイブ室で一緒に昼休みを過ごしているのを何人もの社員が見ていた。木崎も、2人も職場では少し浮いていて、クリエイティブ局から営業部へ回された時の自分を見ているかのようだったと話す。自分も会社では席があってもないようで、馴染めなかったが、家族には忙しいフリを続けた。

小石川「あなたは彼らに居場所を作ってあげたんですね。会社の中でたった一つの居場所を」

【さらなる真実】
木崎が自供したことを伝え、捜査を攪乱した理由を尋ねると、梅田と橋下は口々に木崎をかばった。
木崎さんは殺すつもりはなかった。木崎さんにどうしても退職金をあげたかっただけ。営業に異動になっても、早期退職者制度の枠に入っても、辞めずに家族のために40年近くがんばったのだ。ちょっと見えっ張りで短気なとこもあるけど、面倒見がよくていい人。アーカイブ室で叱られもしたけど、昼休みはSNSで盛り上がっていつも楽しかった。木崎さんはどうなるのか。

この2人の様子は、木崎にも映像で伝えられる。退職金目当てで2人は協力した、というキントリの見立てが間違っていたと謝罪される。

ラベル「男の居場所」

(完)
 

まとめ

緊急取調室は、シーズン1・スペシャル・シーズン2のすべてを、井上由美子さんが書かれていましたが、今回シーズン3では、井上さんのほか、福島治子さんと香坂隆史さんが2話ずつ参加されています。

福島治子さんは

  • 第3話「私が騙しました」
    5億稼ぐ女・カリスマトレーダー、筧美和子と仙道敦子の回
  • 第8話「私が作りました」
    今回。ネット広告会社の女社長、霧島れいかの回

香坂隆史さんは、

  • 第4話「私が誘拐しました」
    姉と弟と祖母の不気味な関係、松本まりかの回
  • 第6話「私が守りました」
    正義感の強すぎる保育士、倉科カナの回

を書かれています。どの回もテーマ、動機、背景にインパクトがあって、印象深いストーリーばかり。

第7話の大久保佳代子演じる「宝石販売の女社長」に対し、今回の「ネット広告会社の代表取締役社長」と言っていたのも、作品の雰囲気を変えますね。女社長と、居場所を求める男性社員の対比もよく、物悲しい日常につかの間の喜びを見つけ、心的に支えあっていた3人がグッと身近に感じる演出でした。

でも、男、男言ってますけど。女性が働き続けることも大変で、次々同世代がいなくなるし、年も経験も下の男性が次々上司になるし、ある程度年齢のいった会社員は、女性でも居場所がないものなんですよ。

とか言って、3月に今の会社に転職したのですが、7月末に退職して、8月からまた別の会社に勤めることになりました、みもみもでした。おわり。

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